シンプロット社の肥料に使われている最新の技術

シンプロット社の肥料には最新の肥料技術が使用されています・・それぞれの技術の特徴をご説明します



ギャラクシー(リニア型樹脂被覆肥料)

NASAの宇宙開発技術を利用した最新型樹脂被覆肥料

ポリウレタンの二重被覆によるギャラクシーワン技術は、様々な気候条件下でも均一な溶出を可能にし、3、6、9、12ヶ月の溶出期間を選ぶことができます。この特許取得済みのポリマーコーティング技術はNASAの宇宙開発技術を応用した最新の薄くて丈夫な被覆を可能にしております。次世代のコーティング技術であるギャラクシーワンは爆発システムではない浸透圧を利用した溶出システムにより土壌の水分と温度の影響のみを受けながら均一な溶出を可能とするリニア型の樹脂被覆肥料となります。
ギャラクシーワンの技術により以下の利点が得られます

・通常の肥料の効果を改良して植物への養分吸収効率が高まります
・芝生への養分吸収効率を上げるための自由な施肥計画を作成することができ、芝生の品質を向上させられます
・肥料成分の自然界への影響を最小化して環境への負荷を最小化することができます
・元肥として少量施肥が可能で作業の効率化と芝質向上を同時に達成することができます
・施肥の4R(4つの正しさ)『7ページ参照』を達成することが容易にできます



ニュートリスフィアーN(窒素固定型緩効性尿素) 

尿素の無駄を省きアンモニア態で長期に必要な窒素成分だけを吸収させる


尿素肥料は芝生にもっとも有効な窒素肥料ですが、ウレアーゼ酵素により土壌中に浸透するまでに最大60%の窒素成分が気体になって失われます。また、土壌中の硝酸化菌によって流亡や脱窒、硝酸態による過剰な窒素吸収、また硝酸態からの成長エネルギーへの変換ストレスで、窒素成分の無駄や芝生へのストレスの増大を起こしてしまいます。ニュートリスフィアーN(NSN)はウレアーゼと硝酸化菌の活動を抑えて尿素肥料や硫安などのアンモニア性肥料の効果を安定的に長期的に維持することができ、結果的に緩効性の効果を与えます。 NSNはイタコン酸とマレイン酸の特殊なポリマーで、CECが1800あるため土壌中のウレアーゼの活動に必要なニッケル、硝酸化菌の活動に必要な銅と鉄を寄せ付けないバリアーを作り、窒素成分を安定して吸収させるのことができます。この効果は約1年持続します。



アベイル(リン酸効果促進リン酸肥料)

リン酸の土壌固定を妨げリン酸を長期間吸収可能にする画期的な技術


無機のリン酸肥料は、施肥したリン酸成分のうち90%は土壌中のカルシウムや鉄、アルミムニウムといった土壌中の成分と簡単に結合して不活性化して植物には吸収されない特徴を持っています。アベイルを無機リン酸肥料と混用して施肥することにより施肥した無機リン酸成分の土壌中での固定を防ぎ無駄なく芝生に吸収させることができます。その結果、春の萌芽時、芝張り直後や播種後、また更新作業後、夏場のストレス後などの芝生の根を十分に成長させる必要がある場合にリン酸肥料の効果を最大にあげることが可能となります。アベイルはイタコン酸とマレイン酸の特殊なポリマーで、CECが1800あるため土壌中のリン酸肥料を固定してしまうカルシウム、マグネシウム、鉄、アルミニウムイオンを寄せ付けないバリアーを作り、リン酸成分の固定を防ぎます。この効果は約1年持続します。



ユーマックス(窒素固定型緩効性尿素)

尿素の無駄を省きアンモニア態で長期に必要な窒素成分だけを吸収させる

ユーマックスは今までにない新しい緩効性の技術です。本来即効性である尿素に2つの成分を加えた物がユーマックスです。2つの成分NBPTとジシアンジアミドによって土壌から窒素成分が蒸散、流亡、脱窒などにより無くなるのを防ぎ、同時に土壌中の硝酸化菌の活動を抑え、長期にわたり安定して植物に有効なアンモニア態窒素を土壌に維持することにより、結果として緩効性の効果を出すことが可能となります。高温の土壌でも低温の土壌でも植物が要求する必要十分な養分を安定して供給し、肥料焼けの心配もありません。リキマックスという液体肥料としても利用できるユニークな商品です。ユーマックスのジシアンジアミドの効果は16週間、ユーフレックスは8週間となります



ニュートラレーン(メチレン尿素)

微生物によりメチレン尿素が分解されて徐々に効果をあらわす

ニュートラレーンは芝生用の優れたメチレン尿素肥料です。尿素を重合反応で高分子化したメチレン尿素(MU)が土壌中の微生物によって分解あるいは加水分解されて肥効を発生させます。ニュートラレーンに含まれる3つの成分が初期から長期にかけて肥効を維持します。15%の尿素が4週間、約50%の短鎖メチレン尿素が4~10週、35%の長鎖メチレン尿素が10~16週間の肥効を維持します。低い塩指標であるため肥料焼けしにくく、また年間を通じて安定した効果が期待できます。溶出は土壌温度や水分量だけに影響を受けるわけではないので、冬場の冷涼な時期においても効果が期待できます。


エックスコート(樹脂被覆硫黄被覆尿素)

硫黄と樹脂の被覆による初期溶出型の緩効性

エックスコートは硫黄の被覆の上に樹脂を被覆した最新型の硫黄コーティング肥料です。硫黄の被覆の上に施された樹脂の被膜により初期の硫黄被覆の崩壊と土壌水分の急激な進入を押さえ、硫黄被覆からの溶出を安定させると同時に強度を高めて作業性も向上させています。また外側の樹脂被覆により硫黄被覆の厚さを半分に抑えることができるようになり重量比の肥料成分量を増やすことができるようになりました。また輸送中やブレンド中に被覆が崩壊するの防ぐため製品の安定性も向上しています。溶出は初期溶出型なので散布後早くから効果が現れその後も長期にわたり溶出を維持することができます。


ナイトロフォーム/サゾレン(ホルムアルデヒド尿素)

高い不水溶性高分子尿素が微生物により長期間の肥効を可能にする

ホルムアルデヒド尿素は最新の技術により尿素をホルムアルデヒドで化合させて水に解けない高分子のポリマーにしています。高分子のポリマーは長期にわたってゆっくりと微生物に分解されて徐々に窒素成分の肥料効果を出します。他のメチレン尿素などに比べて不水溶性の度合いが高く、緩効性の期間が大変長いのが特徴です。